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WORD OF MOUTH
「噂」 荻原浩



事件は一件落着、平穏な日常が戻ってお話もラストを迎える、のかと思っていたんですけど。
ラストで少し暗鬱とした気分にさせられました。
まさかの展開で驚いたのは事実ですが…。


『レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。
でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって。』

新製品の香水(ミリエル)を売り出す為にとられたのは口コミの戦略。
渋谷の女子高生をモニターとして集め、伝えられた虚構は噂となり
結果、製品の売り上げは目標を大きく上回ることになるわけですが、
フィクションであったはずの噂「レインマン」を彷彿とさせる事件が起きて…。


もう何よりも…
最後の一行ね。

きもさぶ、どころじゃないですよ!
前のシーンで和んでしまっていたので、そこからの転換具合がまた激しくて。
読み終わった後に思わずいや〜な「その後」を想像してしまいました。



ちなみに。
本書内で登場している某有名ハンバーガーチェーン店のWOM。
私は本気で信じておりました…。
その所為もあってか、某店のハンバーガーデビューは近年です。
(他のメニューは食べたことがありましたけど。シェイクとかね。)
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冗談?
「頭がよくなるユダヤ人ジョーク集」 鳥賀陽正弘




新人君がこんな本を持っておりました。
ノリで借りてしまいました。

新書なんて、久々です…。

うーん…。
うううーん…。
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チョコレートケーキ
「スロウハイツの神様」上 辻村深月



下巻が借りられていたので上巻だけを借りてきました。
ああ、後悔。
最後の最後で気になる流れに持っていかれて上巻エンド。

えー。
下巻、早く借りれないかなぁ。

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都会の猫
「先生と僕」 坂木司



大学生になった少し怖がり屋の僕は、ひょんなことからミステリー研究会に入る。
同時に家庭教師のアルバイトを始めるが、その教え子は大のミステリー好きだった。
身の回りで起きるちょっとした事件を二人で解決していくライトミステリー。
先生と僕/消えた歌声/逃げ水のいるプール/額縁の裏/見えない盗品

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2人の出会いから始まる「先生と僕」は、以前「名探偵の奇跡」にて読みましたが、
その時に思った可愛らしい2人だなぁという印象が本書で益々深まりました。

たまに名探偵というより犯人めいた言動をする中学生さんの賢しいところに驚きつつ、
「僕」のあまりの記憶力の良さに羨みつつ。
この方の世界はやっぱり優しくて(人が死なないという意味だけではないんですけど)、
今回はまた2人の微笑ましさがそれに拍車をかけている感じでした。


話の中では、中学生さんが「僕」に薦める形でいくつかのミステリの名が挙げられています。
「僕」にも読めるような、人が次々と殺されたりしないもの。
読んだことがないものばかりだったので、今度チャレンジしてみたいものです。

乱歩さんとかね。
有名だけど、手をつけたことないんですよね。


例外はひとつ、最後のページ。
微笑んでしまいましたよ。
「六の宮の姫君」、紹介されていた本の中で私が唯一読んだことのあるミステリです。
うん、卒論を扱ってますもんね。
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電気の音
「ひとがた流し」 北村薫



アナウンサーの千波、作家の牧子、元編集者で写真家の妻となった美々は、
高校からの幼なじみ。
牧子と美々は離婚を経験、それぞれ一人娘を持つ身だ。
一方、千波は朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢された矢先、
不治の病を宣告される。
それを契機に、三人それぞれの思いや願い、そして、
ささやかな記憶の断片が想い起こされてゆく。
「涙」なしには読み終えることのできない北村薫の代表作。

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登場する3人の40代女性はなんだかとてもいい距離感で、年を重ねていっても
こうして付き合える友人がいることに憧れてしまいます。
なんだかんだ、いつの間にやら疎遠になってしまうことの方が多いだろうし、
そんな中で適度な距離を保ちながら縁が切れることなく関わり合うって
結構難しいんじゃないかなぁ。
エレベーター前でのやり取りが、その歴史を物語っていてなんとも言えないです。

3人の「友情」ともいえる関わりも描かれていますが、「家族」という側面も
押し付けがましくなく、温かさが伝わってきます。
千波と玲ちゃんのやり取りのとことか、好きです。

決して派手ではありませんが、じんわりきますね。
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継ぐ電車
「阪急電車」 有川浩



恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車…。
8駅から成る、片道わずか15分間の阪急電鉄今津線で、
駅ごとに乗り降りする乗客の物語。
人生の決定的な瞬間が鮮やかに描かれた傑作。

************************************

今年1月に刊行されたばかりの本です。
めざましテレビで取り上げられていて驚いたことを覚えています。
そのおかげで出版されたことを知ったわけで。
ありがとう軽部さん。


本作の舞台は宝塚市の宝塚駅から西宮市の西宮北口駅までを結ぶ阪急今津線。
人生で2度しか兵庫県に行ったことのない私にとっては初耳な路線です。
読んでみて、そう簡単には行けませんが利用したくなっちゃいましたよ。

片道15分。
往復各駅でのお話。

普段電車に揺られている時イコール読書時間な私ですが、
目線を上げて他の乗客の方々を観察したくなるような
乗客の皆さんの存在を改めて感じられる、意識して感じたくなる気分になりました。

甘い恋愛もありましたが、別れもあって、
乗客同士のやり取りからきっかげが生まれて一歩踏み出す人もいて。
ほんの数分間だけど、そんな出会いが生まれるっていいなぁ。

乗客同士の話の繫げ方も無理がなく交差していますし、読後感は良好です。
本のコト。 comment:0 trackback:0
完結
「図書館革命」 有川浩



正化三十三年十二月十四日、図書隊を創設した稲嶺が勇退。
図書隊は新しい時代に突入、そして…。
極上のエンターテインメント『図書館戦争』シリーズ、堂々の完結編。

***********************************

予約がそれなりに入っていた為、前作から日が経ってから手にすることとなりました。
図書館シリーズの最終巻です。

イヤハヤ、しょっぱなから甘いです。
免疫切れていたので読みながら顔が歪んでいたかもわかりません。
恐るべし甘さです。
原発襲撃からスタートしたので結構ハードになるのかな、
なんて思っていましたがそこら辺は健在でした。

今回は前作までとは異なり、一冊で一つのお話が語られています。
表現の自由。
描かれていたことは本当にあり得そうで、そう考えると余計に恐ろしい。
恋愛部分は読んでる側がむず痒くなるような展開ですが、それだけじゃなくて。
深い問題を孕んでいて、考えさせられるのです。


普段は戦闘時以外でなかなか評価されない主人公ですが、
本作ではナイスアイディアを披露し活路を見出しています。
その後も追い詰められた状況で奮闘していて、ハラハラしてしまいました。
1作目から考えると、その成長っぷりが感慨深い。

他の皆さんのお話ももっと読みたかったなぁと思うのは贅沢でしょうか。
いずれにせよ楽しませて頂きましたが。

好きな作家の好きな本を好きに読める今に感謝です。
本のコト。 comment:0 trackback:0
明日、なろう
「名前探しの放課後」(下) 辻村深月



「あいつだ。俺、思い出した」
「あいつ?」
「クリスマス・イヴの終業式の日の自殺者。あいつに間違いないよ。
今日、全部、思い出した」
“誰か”の自殺を止めるための“名前探し”も大詰めに。
容疑者を見守る緊迫感、友だちと過ごす幸福感の両方に満ちたやさしい時間が過ぎ、
ついに終業式の日がやってくる―。

***********************************

あら、そうだったんですかー。
自殺者、分かりましたが…あの人とは。
全く気付きませんでした…。

自殺者の正体にもびっくりしましたけど、下巻では他にも気付いたサプライズが。
「凍りのくじら」と「ぼくのメジャースプーン」を既読されている方には馴染みのある、
あの方々が登場されておりました。
私は未読ですが「スロウハイツの神様」の方も登場されているようです。


私は特に「ぼくの〜」の方々の存在が嬉しい驚きでした。
いやよかった。
ほんとよかった。


ひとつ言うならば、何故毎度器量の良い方々が主要人物なのかな、
ということくらいでしょうか。
それでも読んでしまいますけれど。
本のコト。 comment:0 trackback:44
いつか、なれるように
「名前探しの放課後」(上) 辻村深月



「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」
「誰が、自殺なんて」
「それが―きちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」
不可思議なタイムスリップで三ヵ月先から戻された依田いつかは、これから起こる“誰か”の自殺を止めるため、同級生の坂崎あすならと“放課後の名前探し”をはじめる―青春ミステリの金字塔。

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昨年末に刊行されたばかりの本、のようです。
「自殺」というキーワードで一瞬「冷たい校舎の時は止まる」を連想してしまいました。
「自殺者」がわからない状態で誰かが「自殺する(した)」という事実だけが先行しているところは同じです。

今回はそれを主要人物の1人がタイムスリップしたかのように三ヵ月後の記憶としてもっていて、周りはそれを信じて(人によっては取引をして)自殺を阻止する為にそれらしき人物を、名前探しを始めるわけです。

うーん、まだ上巻だけだからかもしれませんが、今まで読んだお話のように引き込まれる感覚は少ないかも。
サクサク読めることは変わらないんですけどね。

ちなみに今回は各章名が児童文学(童話?)のタイトルとなっています。
(上)は「秘密の花園」「裸の王さま」「オオカミ少年」「エーミールと探偵たち」「星の王子さま」「みにくいアヒルの子」。
それが話の内容ともリンクしているんです。
この方は毎回タイトルも凝りますなぁ。すごい。


さて、次は下巻です。
彼らは目星というか該当者を1名探し出していますが、その人が自殺した人なのかどうかは微妙ですね…。
著者の場合、このままこの方が自殺者だ、とはならない気がします。
本のコト。 comment:0 trackback:0
ハチさん便
「ワーキング・ホリデー」 坂木司



息子と過ごすために、ホストから「ハチさん便」ドライバーへ。
正義感の強い元ヤンキー父とおばちゃん臭い少年のハートフルな物語。

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いやー、和みます。
かわいいなぁ、もう。

こんな出来た子そうそういないでしょ。
家事全般完璧にこなせる息子さんが、時折年相応のリアクション見せると可愛さが増しますな。

お父さんはドライバーと言っても試験導入のリヤカードライバーなわけですが、宅配便のお仕事がいかに肉体労働かが垣間見えました。
ホストさんの方ははじめにちょこっとの描写だけだったんですけど、そこを読んでいてピンと来たことが。

たまにコンビニでお釣りを両手で包み込んで渡してくる店員さんがいますが、そういう人も職業病だったのかも…。
ここのお父さんもクセで転職後も両手で相手の手を包み込んでいましたし。


あ、そういえば話の途中でちょこっと「新井クリーニング店」が出てきました。
うわぁ、もしや近所ですか。
平和そうだなぁ。
本のコト。 comment:0 trackback:0
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